「今、なんてお名前っておっしゃいましたか?」
そう聞き返すの、なんだか申し訳ない気がして、ついごまかしてしまった――。
テレアポだけでなく、受電のコールセンター業務でも相手の名前を聞き取れない瞬間、たまにありますよね。
特に初めての架電で緊張していたり、音声が聞き取りにくかったりすると、焦りも加わって“確認”がしづらくなるものですよね。
でも実は、聞き返すこと自体は失礼ではありません。
むしろ「しっかり名前を確認してくれる人」に好感を持つ方も多いのです。
この記事では、
- 名前を自然に聞き返すコツ
- NGな対応とその回避策
- どうしても聞き取れない場合の“逃げ道”
まで、実際のテレアポ現場で使える方法をまるっとご紹介します。
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テレアポ時に聞き取れなかった名前、どう聞き返す?
相手の名前を聞き取れなかったとき、一番重要なのは“申し訳なさ”よりも“誠実さ”です。
丁寧に聞き返す言い回し


やわらかいクッション言葉を添えると、印象がグッと変わります。
音を補って再構成する
「あ、たぶん“イイダ様”かな?」と思っても、確証がない場合は必ず確認を。

曖昧なまま進めるより、“確認する姿勢”が誠実さの証になります。
他の名称やローマ字で聞き直す
なんとなくわかった場合は、

と他の名称で聞いたり、

と確認すると確実です。
コールセンターでこんな対応はNGかも?実例と反省
失敗は成長の種ですが、避けられるものなら避けたいですよね。実際にありがちなNG例を紹介します。
① 勝手に名前を決めつけて間違える
「タナカ」と聞こえたからそう呼び続けていたら、実は「タナベ様」だった…
→ 信頼感を大きく損ねる原因に。
② 聞けずにごまかして、後から混乱
「お世話になっております…!」と名前を避け続けた結果、社内で誰のことか分からず再確認の手間に。
③ メモミスで再架電時に混乱
初回で聞き取れなかったまま仮で記入→次回「○○様」と呼んで違う人物に…
“なんとなく”のごまかしは、後々自分を苦しめる種になります。
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テレアポで相手に好印象を与える“確認の言い方”
「聞き返しても大丈夫」と分かっていても、言い方次第で印象は大きく変わります。
クッション言葉でやさしく


クッションがあるだけで、“丁寧に接してくれる人”という印象になります。
名字+役職の場合の工夫

と役職を絡めると、自然に確認がしやすくなります。
電話の最後に最終確認として
会話の最後に確認として

と聞くと、自然な流れになります。
どうしても聞き取れない場合の“逃げ道”
何度聞き返しても聞き取れない…。そんなときの“奥の手”も持っておきましょう。
漢字確認という切り口

漢字さえわかれば、読み方も分かります。
他情報との照合
社名・部署・担当内容など、周辺情報と照らし合わせて正確な判断を心がけましょう。
電話のお仕事、名前の聞き間違いを防ぐ“ちょっとした工夫”
ミスは仕組みで防げます。すぐできる小さな対策も意外と効果大。
-
ヘッドセットの音量をやや高めに&ノイズチェック
-
メモ帳は最初から開いて準備
環境の整備で“うっかり”をグッと減らせます。
まとめ|聞き返すのは「失礼」ではなく「誠実さ」
テレアポでは、相手の名前を正確に把握することが最初の信頼づくりです。
失礼を恐れる気持ちは大切。でも、それ以上に「間違えたらどうしよう…」という不安がトークをぎこちなくします。
名前の確認は、怖がらずに、丁寧に、誠意を持って。
その一言が、あなたの印象をぐっと良くしてくれるはずです。
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