アポが取れなかった日に辛くて、「もう向いてないのかも…」と感じたことはありませんか?
でもそれ、本当に“才能の限界”でしょうか。
コールセンターのテレアポ業務は、結果がすぐに数字に出る仕事。だからこそ、断られて落ち込んだり、自分を責めたり、あきらめたくなったりしてしまいがちです。
そんなときに力になるのが、“成長マインドセット”という考え方。失敗を「伸びしろ」と捉えることで、心がラクになり、成果にもつながる考え方です。
心理学の視点から、テレアポに活かせるマインドの整え方を解説します。
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「アポがゼロ=自分がダメ」…その思い込みが心を追い詰める
テレアポでうまくいかない日が続くと、
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断られる=自分の能力不足
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今日はダメ=明日もきっとダメ
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他の人が取れてるのに、自分は…
そんなふうに思ってしまうこと、ありませんか?
でも、それって本当に「事実」でしょうか?
実は私たちは、落ち込んでいるときこそ偏った見方=認知のゆがみにとらわれやすくなります。
「認知のゆがみ」とは?|心を苦しくする“偏った見方”
認知のゆがみ(Cognitive Distortion)とは、心理学で使われる言葉で、「ものごとを実際より悪く、極端に受け止めてしまう思考のクセ」のこと。
テレアポでよくある“ゆがみ”にはこんなものがあります:
✅ 白黒思考(All or Nothing Thinking)
「アポがゼロ=完全にダメ」
→ 1か100かで判断してしまう極端な思考。
✅ 拡大解釈(Catastrophizing)
「1件も取れなかった…もうクビかもしれない」
→ 最悪のシナリオばかりを想像する。
✅ 自分責め(Personalization)
「断られたのは自分の人間性のせい」
→ 結果をすべて自分のせいにしてしまう。
こんな思考に支配されると、どんなに優秀な人でも心が折れてしまいます。
でも、そこで登場するのが――リフレーミング(Reframing)です。
落ち込みに効く“リフレーミング”をテレアポ業務で実践
リフレーミングとは、物事の見方を変えて意味づけを変えること。
同じ出来事でも「枠組み」を変えると、心が軽くなります。
💡例1:「アポがゼロだった日」
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✕「私は全然ダメだ」
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◎「今日はたまたま反応が薄かった。そういう日もある」
💡例2:「新人が先にアポを取った」
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✕「やっぱり私は劣ってる」
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◎「新人でも取れるってことは、やり方しだいで自分にもチャンスがある」
💡例3:「断られてばかりの日」
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✕「自分には営業の才能がない」
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◎「いろんなタイプのお客様がいて、合わないケースもある」
「考え方を変える=無理にポジティブにすること」ではありません。
事実を事実として見て、“自分にとって健やかに受け止められる形に置き換える”のがポイントです。
リフレーミングにもテレアポで使う際の注意点あり
☑ 無理にポジティブに変換しすぎない
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「断られてラッキー♪」など、実感とズレた見方は逆に不自然になり、心に負担がかかります。
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自分の心に「うん」と納得できる視点に置き換えるのが大事。
☑ 自分一人で抱えすぎない
認知のゆがみは誰にでもあります。
うまく整えられない日は、同僚や仲間に話してみるのも一つの方法です。
言葉に出すだけでも、「あ、思い込みだったかも」と気づくきっかけになります。
テレアポで自分を追い詰めるのは、自分の見方かもしれない
結果が出ない日、落ち込むのは当然です。でも、だからといって「自分はダメだ」と決めつける必要はありません。
断られた理由が、“あなた”ではなく“タイミング”や“状況”にあることも多いんです。
心が重たいときは、見方をそっと変えてみてください。それだけで、自分にもう少しやさしくなれるはずです。