「話も聞いてくれず、すぐに切られてしまう…」
「最初の印象で、もうダメと決まっている感じがする」
コールセンターでテレアポ業務をしていると、そんな経験、よくありませんか?
でも実は、相手が「この人、感じいいな」と思ってくれるための心理テクニックがあります。
それが「返報性の法則」。
ちょっとした“親切”や“気配り”が、相手の反応をやわらかく変える鍵になります。
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「返報性の法則」とは?|人は“もらったら返したくなる”
▶ つい「お返し」したくなるのは、なぜ?
「無料サンプルをもらったら、つい商品に興味を持ってしまった」
「道を教えてもらった相手には、自然と笑顔で接した」
これらは、すべて返報性の法則(Reciprocity Rule)が働いた例。心理学では、人は“何かしてもらった”と感じると、それを返そうとする傾向があるといわれています。
📚日常でのよくある例
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コンビニで「レジ袋いりますか?」と聞かれる前に「どうぞ」と袋に入れてくれたら、ちょっと嬉しい
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営業さんから「今日は天気がいいので、近くの公園もおすすめですよ」と雑談されたら、妙に印象がいい
人は、「損得」よりも「感情」に反応するもの。
相手のために、何かひとつしてあげることで、心がひらきやすくなるのです。
テレアポでの活用法|「役立つ情報+やわらかい印象」で信頼を得る
🗣 いきなり売り込まない。まず「もらえる話」を。
テレアポでも、いきなり商品やサービスの話をするのではなく、まずは相手に「これは役に立ちそう」と感じてもらえるひとことを。
例①:「◯◯地区、最近問い合わせが増えてまして…」
→ 地域のニーズを伝えることで、「今うちにも関係あるかも?」と思ってもらえる
例②:「先週までは●●が主流だったんですが、最近は△△に切り替える方が多いですね」
→ トレンドを伝えることで、“情報をくれる人”としての印象が残る
例③:「今日、近隣の方から“こういう点で助かった”という声をいただきまして」
→ 他人の役立ち情報を「おすそ分け」するように伝えるのも効果的
✔ “ちょっと得した気分”を作ることがポイント
大げさである必要はありません。でも、「この人、ただ売りに来たわけじゃないな」と思ってもらえたら勝ち。
相手が「なんかいい人だったな」と感じれば、再架電や訪問のチャンスにもつながります。
注意点|“押し売り感”を出さないように
❌「教えてあげたのに聞いてくれない」は逆効果
返報性の法則は、“相手の自由意思”で働く心理です。
無理やり「これ教えたんだから話を聞いてよ!」という態度では、逆に反発を生みます。
✔ ポイントは“見返りを求めない姿勢”
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「ご参考までに」
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「もし何かの役に立てば…」
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「ご負担にならない範囲で、お耳に入れておきますね」
こんなふうに、軽やかで親切な伝え方を心がけることが大切です。
まとめ|与えることが、結果的に成果につながる
テレアポは、信頼がゼロの状態から始まるお仕事。だからこそ、「いきなり売らずに、ちょっと与えてみる」という視点がとても有効です。
あなたのひとことが、「なんとなく良い人だったから、もう少し話してみよう」そう思ってもらえるきっかけになるかもしれません。
返報性の法則は、“先に与える人”だけが得られる心理効果。
テレアポだからこそ、優しさを武器に、信頼を育てていきましょう。
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