「うちには合わないと思います」
「最初から断るつもりだったのかも…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
テレアポでは、話す前から相手が“答えを決めている”ような反応をすることがあります。
それは、私たちの脳がもつ「確証バイアス」という思い込みのクセによるものかもしれません。
今回は、
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確証バイアスとは何か?
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なぜ相手に「聞く気がない」と思われてしまうのか?
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どうすれば“選ばれる話し方”ができるのか?
をやさしく解説しながら、テレアポに活かせる実践テクニックをお届けします。
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テレアポで話を聞いてもらえない理由とは?
テレアポの冒頭、「あ、そういうの大丈夫なんで」「営業の電話ですよね?」
そんなふうに決めつけられること、よくありますよね。
せっかく丁寧に準備しても、「聞く前から断る前提」で構えられてしまうと、それだけで話が進みにくくなります。
でも実は、これは相手が意地悪なのではなく、“自分に都合のいい情報だけを信じようとする心理”が働いているからなのです。
確証バイアスとは?営業電話で警戒されやすい理由
「確証バイアス(confirmation bias)」とは、自分がすでに信じていることに合う情報ばかりを集め、反対の情報を無視する傾向のことです。
たとえば——
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「営業の電話は押し売り」と思っている人は、どんな話し方でも“そう聞こえる”
-
「断るつもり」で電話に出た人は、メリットより“怪しさ”を探そうとする
このように、最初に抱いたイメージが、すべての判断に影響してしまうのです。
つまり、相手が「これは断る話だ」と思ってしまえば、そのあとの言葉がどう響いても“断る理由”に変換されやすくなるというわけです。
\バイアスについて学ぶ/
テレアポで“断られにくい印象”をつくる話し方のコツ
① 断られにくい“前提”をつくる
冒頭で、いかにも営業らしい入り方をすると、相手の確証バイアスを刺激してしまいます。
✅例
×「本日はお忙しい中〜ご案内でお電話しました」
◎「お世話になっております。○○会社の○○と申します」
→営業ではなく、取引先かな?と感じるだけで対応が全然違ってきます。
② 「相手の思い込み」に先回りする
✅例:

と聞かれた時には、

→(営業ではないのか?ご挨拶であれば変わった方が良いのかも)と、バイアスを切り替えるきっかけになり、担当者に繋いでくれることがあります。
③ 「似た人の成功例」で印象をずらす
✅例:

→「自分と似た人が満足している」という情報を与えることで、思い込みの修正が起きやすくなります。
確証バイアスを扱うときの注意点|否定せず“ずらす”意識を
確証バイアスに働きかけるには、相手の考えを否定しないことが鉄則です。
たとえば、
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「そんなふうに思うのは違います」
-
「本当はこうなんです」
といった言い方は、相手の“信じているもの”を壊すことになり、かえって拒否感を生む原因に。
▶ バイアスを変えるのではなく、そっと“ずらす”意識でトークすることが大切です。
まとめ|思い込みの壁は、言葉でやさしく超えられる
テレアポで相手の反応が冷たいとき、もしかしたら内容ではなく、相手の中にある“思い込み”が働いているだけかもしれません。
でも、その思い込みさえも、言葉の工夫ひとつで、少しずつ変えていくことができます。
あなたの誠実さや丁寧なトークが、「営業=しつこい」「話すだけムダ」といった先入観を、やさしく塗り替えていけますように。