「よかったらご案内だけでも…」
「今ちょっとお忙しいですか?」
どちらも“丁寧な言い方”ですが、実際はどちらも「NO」で終わること、ありますよね。
そこで使えるのが、「どちらかを選んでもらう」ことで主導権を握りつつ、相手に“自分で決めた”と思わせられる【ダブルバインド話法】です。
この記事では、心理学的な裏付けのある「ダブルバインド効果」の基本と、コールセンターのテレアポ業務で自然に使えるトークへの落とし込み方をご紹介します。
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テレアポで使える、ダブルバインド効果とは?|相手に選択肢を与える心理テクニック
「AとB、どちらがいいですか?」と選ばせることで、どちらを選んでも“YES”に近づけるのが【ダブルバインド効果】。
これは心理学では「二重拘束」とも呼ばれ、本質的には相手の“自由を奪わずに誘導する”高度なコミュニケーション術です。
たとえば:
-
「午前と午後、どちらのご都合がよろしいですか?」
-
「今日と明日なら、どちらがご都合よいでしょう?」
このように、断る選択肢を最初から出さないことで、相手の中では「どっちにしようかな」という前向きな思考が働きます。
テレアポでの実践法|選択肢でYESを引き出すコツ
「断り」を感じさせずに、相手に決定権を持たせる
テレアポでは、「押し売りっぽい」と感じさせないことが非常に重要。
ダブルバインド話法を使うと、相手は自分で決めた気になれるため、納得感が高まります。
使える場面の例:
-
【訪問アポ】「火曜と金曜なら、どちらがご都合よろしいでしょうか?」
-
【資料送付】「PDFと郵送、どちらがご覧になりやすいですか?」
-
【日程決め】「今メールアドレスをお聞きしてよろしいですか?それとも後日改めた方がいいですか?」
このように、「断る」以外の選択肢を自然に提示することで、相手の防御反応を和らげます。
テレアポでの注意点|無理な誘導はNG。相手の立場を尊重して
ただし、相手が本当に不要と感じているのに「選べ」と迫るのは逆効果。
誠実さと相手への配慮がないと、「小手先のテクニック」と見抜かれてしまいます。
ポイントは:
-
相手が“迷っている”ときに使う
-
相手にとって、どちらを選んでも損しないような提案にする
-
あくまで自然に。過剰にテクニカルにならない
このバランスを大切にすることで、「誘導」ではなく「信頼」のある会話ができます。
まとめ|相手に選んでもらうことで、信頼と納得が生まれる
テレアポでは、「言いくるめる」よりも「納得してもらう」ほうが、長く信頼されます。
ダブルバインド話法を知っていれば、ただのご案内ではなく、「相手の自発性を引き出す提案」ができるようになります。
無理に迫らなくても、成果は出せる。
選択肢の提示という“優しいリード”が、テレアポの世界をもっと心地よく変えてくれます。
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