「電話の冒頭で、すでに断られる雰囲気がある…」
「相手が全く信じてくれない空気に、心が折れそう…」
そんな悩みを抱えるテレアポスタッフにとって、「どうすれば第一声で信頼されるのか?」は大きなテーマですよね。
実は、そこに効くのが“権威の法則”という心理学。
これは、人は「専門家」や「信頼できそうな人」からの話には、無意識に従いやすくなるという傾向を指すものです。
今回はこの法則を、テレアポ業務に落とし込んで、今日から使える一言フレーズと共にお届けします。
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テレアポでもなぜか“断られにくい人”がいる
「同じ商品、同じスクリプトなのに、あの人はよくアポが取れる」
「自分の声だと、なぜか警戒されて終わってしまう」
そんなふうに感じたことは、ありませんか?
もしかしたら、その違いは声の大きさでも、話し方のテクニックでもなく、“この人、信頼できそう”という無意識の印象で決まっているのかもしれません。
テレアポで使える権威の法則とは?なぜ人は“それっぽい人”を信じてしまうのか
権威の法則(Authority Principle)とは、「人は、専門性・地位・肩書きなど、権威を持つ人物の言葉を無意識に信じやすくなる」という心理的傾向のこと。
この法則は、心理学者ロバート・チャルディーニの名著
『影響力の武器(Influence: The Psychology of Persuasion)』で紹介されており、ミルグラムの“服従実験”など、数々の実証研究に裏付けられています。
たとえば:
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医師の白衣 → 話を信じる
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警察官の制服 → 指示に従う
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「専門家による評価」「〇〇協会認定」など → 商品への信頼感が増す
つまり、中身が同じでも、「誰が言うか」で説得力は大きく変わるのです。
テレアポで“権威の法則”を活かす3つの言い方
この法則は、見た目や服装だけでなく、“言葉の使い方”でも発動します。
テレアポにおける具体的な活用法をご紹介します。
① 所属や肩書きを明確に伝える

→ 「ちゃんとした会社」「専門的な立場」と感じてもらえる
② 第三者の評価や導入実績を添える


→ 他者評価を通じて信頼感を得られる
③ 公的機関や権威のある組織の名前を借りる

→ 公的機関の関与が信頼の後押しに
📌ポイントは、「しつこくアピール」するのではなく、さらりと”混ぜること。それだけで印象が変わります。
「注意点や補足」:信頼を得るには“正直さ”が前提
権威の法則は強力な効果を持ちますが、リスクもあります。
❌ 嘘や誇張 → 即信頼を失う
「全国で1000社導入」→ 実際は10社だった…
これはコンプライアンス違反にもつながりかねません。
❌ “権威ぶる”態度は逆効果
「専門家なんで」など、上から目線の言い回しは警戒されます。
🔑 信頼される人は、「権威の力」を誠実さとセットで使っているのです。
「まとめ」:あなたの声に“信頼”を添える魔法の一言
テレアポで最も大切なのは、「内容」よりも「印象」です。そして、印象は「どう話すか」よりも、「誰が言っているように感じるか」で決まります。
権威の法則を味方につければ、あなたのトークに自然な信頼が生まれます。
「あ、なんかこの人、ちゃんとしてそう」──ほんの一言添えるだけで、アポを近づけてくれるのです。
是非、“権威の法則”を活用して、テレアポで信頼される話し方を試してみて下さいね。