テレアポを始めたばかりの頃、冷や汗が出たり、心臓がバクバクしたり……。
「緊張しちゃダメ!」と思えば思うほど、余計にドキドキしてしまう。そんな経験、ありませんか?
この記事では、心理学で注目されている「感情ラベリング」という方法を使って、緊張や不安とうまく付き合い、電話でも落ち着いて話せるコツをお伝えします。
不安になりやすい初心者さん、感情に振り回されがちな中級者さんにも役立つ内容です。
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架電時、緊張をどうにかしたいのに、うまくいかない…
テレアポでこんな経験はありませんか?
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電話をかける前から手汗が止まらない
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緊張で声が上ずってしまい、自分でも何を言っているのか分からない
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失敗したらどうしよう…と思うほど、ますます焦る
そんなとき、「落ち着こう」「平常心!」と自分に言い聞かせてもうまくいかないのは、感情を抑えようとするほど、逆に意識してしまうからです。
感情ラベリングとは?──脳が落ち着きを取り戻す言葉の魔法
「感情ラベリング(Emotion Labeling)」とは、今感じている気持ちを言葉で表現することで、感情を落ち着かせる心理的手法です。
これは、UCLAの心理学者マシュー・リーバーマン博士らの研究で明らかになった方法で、
脳の「感情を処理する部分(扁桃体)」が活性化しているときでも、その感情を言葉で“ラベルづけ”すると、脳の活動が鎮まることが示されています。
たとえば:
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「今、私は不安を感じているな」
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「緊張してるけど、それは大切な電話だからだ」
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「ちょっと焦ってるな、でも大丈夫」
こうして感情を“名前で呼ぶ”だけで、脳は自動的に冷静さを取り戻しやすくなるのです。
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テレアポの前後・最中でどう活用する?
感情ラベリングを活用するタイミングと例を見てみましょう。
📞【電話をかける前】
「少し緊張してるけど、それは自然なこと。初対面の人と話すからだ」
→ 自分を責める代わりに、緊張を「正当な反応」と捉えることで、気持ちが落ち着きます。
📞【電話中に詰まったとき】
「あ、焦ってるな。でも落ち着いて話せば大丈夫」
→ 内心でつぶやくだけで、言葉に飲み込まれず、自分の軸を取り戻せます。
📞【断られた直後】
「今、悔しいって感じてる。でもこれは次につながる一件だった」
→ ネガティブな感情に飲まれるのを防ぎ、「再架電しよう」という前向きさが生まれます。
自分の感情にフタをしないことが大切
「感情ラベリング」は、感情を抑えるためのテクニックではありません。
逆に、感じていることを“無視せず認める”ことで落ち着くという、自己受容の一種でもあります。
⚠「私は全然緊張してない」と自分にウソをつくより、
⚠「緊張してるけど、それでも私はやれる」と言える方が、本当の強さにつながります。
また、ラベリングは心の中でつぶやくだけでも効果がありますが、紙に書き出すとより効果的という研究結果もあります。
まとめ:不安な感情は敵じゃない。名前をつけて、味方にしよう。
テレアポで感じる緊張や不安は、あなたが真剣に仕事に向き合っている証です。
そんな気持ちを「ダメなもの」として排除するのではなく、「今、私は緊張している」と認めることから、心の余裕が生まれます。
感情に名前をつけるだけで、少し冷静になれる。それは、あなたの中にちゃんと“乗り越える力”があるということ。
勇気は、静かなラベリングから生まれます。
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