「さっき営業電話を断ったのに、またかかってきた……」
そんなふうに、うんざりしてしまった経験はありませんか?
実は、かける側のテレアポスタッフは“断られたつもりがない”ことも多いのです。
この記事では、なぜ何度も営業電話がかかってくるのかを、テレアポ経験者の視点からわかりやすく解説します。
また、再架電されにくい断り方のコツや、電話をかける側が気をつけるべき配慮もご紹介します。
電話を「かけられて困っている人」にも、「かけるのが怖いテレアポ初心者」にも、読んでほしい一記事です。
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なぜ、断ったのにまた営業電話がかかってくるのか?
曖昧な断り方は“チャンスあり”とメモされる
テレアポをかけるスタッフは、1件1件の通話後に、相手の反応をメモします。
その内容をもとに、再架電の必要性を判断するのですが……実は、
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「忙しくて…」→「PMは忙しい。次はAMに架電」
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「いないんです」→「11時は不在。次は時間をずらす」
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「多分いらないかも」→「受付では判断できない。担当者に再チャレンジ」
このように“断られた”とは見なさず、「チャンスあり」と解釈されることが多いのです。
その結果、何度もかかってくることに…。
営業電話で「今後NG」はメモされにくい
営業電話をもう受けたくないなら、曖昧な断り方ではNGです。
効果的なフレーズはこちら:
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「担当者は出社しません」
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「多忙のため、電話での対応はしていません」
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「こちらでは必要ないので、今後のご連絡はお控えください」
こう言えば、「NG(今後架電禁止)」として扱われ、リストから外されます。
営業電話をしている方も、ハッキリ言われないとNGに出来ないので、「無理です」と言っていただけた方が有難いのです。
かける側のリアル|なぜ強引なテレアポがあるのか
焦りやノルマに追われる現場
テレアポスタッフが強引になるのは、個人の性格だけが原因ではありません。
背景には、”一部の会社”のノルマや指示があります。
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「すぐにあきらめるな」「一歩踏み込んで」
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「断り文句のあとに、再アプローチの一言を」
こうしたマニュアルやスクリプトがある会社や、上司の指示やクライアントの指示で、仕方なくしつこい架電をしている場合もあるようです。
「電話が怖い」テレアポ初心者さんへ|相手の気持ちを知る大切さ
営業電話を受ける側がどんな気持ちか?
営業電話に出る側は、たいていこんな気持ちです。
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「今、忙しいのに…」
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「どこから番号が漏れたの?」
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「何回目?またかかってきた…」
特に、強引なトークや声が大きい話し方は、すぐに警戒されてしまいます。
相手に安心感を与えなければ、内容を聞いてもらう前に心を閉ざされてしまうのです。
だからこそ、テレアポでは第一声で安心感を
営業電話は、第一印象がすべて。
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柔らかいトーンで話す
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会社名と要件を簡潔に伝える
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相手が話したくないなら無理に続けない
こうした配慮をするだけでも、「あ、この人はちょっと違うな」と思ってもらえるかもしれません。
受ける人も、かける人も|お互いにやさしい電話のために
テレアポは、“声だけ”のコミュニケーション。
だからこそ、配慮が必要です。
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電話を受ける人は、はっきり断ることで、営業電話がかかってこなくなる
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電話をかける人は、断られることが前提の仕事と心得て、しつこくなりすぎない
営業電話は、誰もが気持ちよく受けられるものではありません。
でも、ほんの少しの工夫と配慮で、「またかけてきた!」というストレスを減らすことができるのです。
まとめ|電話のその先に、人がいることを理解する
「また営業電話がかかってきた…」
そんなときは、「いません」や「いそがしい」ではなく、「必要ないので架けてこないでください」と伝えると、どこのコールセンターも即!NGリストに入れると思います。
私たちは、仕事を邪魔したり、いたずらが目的で電話をかけているからではないからです。自社の製品を知っていただきたいという気持ちで電話をかけています。
架電するテレアポスタッフさんは、相手が忙しそうだったり不快に感じている様だったら、必要事項を聞いて切電しましょう。しつこくしなくても「いいですね!名刺交換しましょう!」と言ってくれる担当者様に絶対に出会えますから。
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