「ご案内ありがとうございました。でも今はちょっと…」
「必要な時はこちらから連絡しますので…」
こんなお断りをされて、ガッカリしてしまうことってありますよね。
「もうダメだ」と思ってしまいがちですが、実はこうした“やんわり断り”の中に、あとから効いてくる可能性が隠れているんです。
今日は、そんなときに思い出してほしい心理学が「スリーパー効果」。
再架電でアポを取るためのちょっとした工夫についてご紹介します。
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スリーパー効果とは?その意味と営業での重要性
時間が経つほど説得力が上がる心理効果
「スリーパー効果(Sleeper Effect)」とは、説得力の低い情報源からの話でも、時間が経つことで記憶に残り、影響を与えるようになる現象です。
たとえば:
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最初は「ちょっと怪しいかも」と思った話でも、後日ふと思い出し、内容だけを信じてしまう。
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あまり印象に残らなかったCMの商品を、数日後に「なんとなく気になる」と感じてしまう。
人は、時間の経過とともに「誰が言っていたか」は忘れ、情報そのものだけが印象に残りやすくなるのです。
テレアポでスリーパー効果を活かす方法
「すぐに断られた」=「チャンスがゼロ」ではない
テレアポでは、即決を避けるお客様がほとんど。
でも実は、内容がしっかり届いていれば、後日ふとしたきっかけで「思い出して検討される」ケースがあります。
そんな“あとから効く”アポにつなげるためのテクニックをご紹介します。
1. 記憶に残る一言を添える
話を印象づけるためには、次のような言い回しが効果的です。
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「お水代、1か月で○○円安くなる方もいらっしゃいます」
-
「使ってみて、“今まで損してた”と気づく方が多いんです」
“自分にも関係あるかも”と思ってもらえるようなフレーズを入れることで、相手の記憶に残りやすくなります。
2. 曖昧な断りには再架電のチャンスあり
次のような曖昧な断りは、チャンスの入り口です。
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「必要なときはこちらからご連絡します」
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「上司に相談しないと、訪問承諾できないので…」
-
「ちょっと考えてみたいです」
このような返答の際は、ぜひこう切り返してみてください。

このように再架電の“軽い約束”とお名前の確認をしておくことで、次の電話が「ただの再トライ」ではなく、「約束の上での連絡」になります。
3. 内容は短く、明るく印象づける
スリーパー効果は“情報の質”より“印象の強さ”がカギです。
くどく長く話すより、簡潔に1~2個のポイントを明るく伝える方が記憶に残ります。
テレアポでスリーパー効果を使うときの注意点
焦らず、期待しすぎず、じわじわ効かせる意識で
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すぐに成果が出なくても落ち込まないこと。この心理効果は“後から効く”のが前提です。
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情報の詰め込みすぎに注意し、シンプルに伝えることを意識しましょう。
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「連絡します」と言われた場合も、こちらから再架電することが実際の成約につながります。
まとめ:断られても、“伝わっていれば”、それで十分
その場で断られたからといって、あなたのトークが無意味だったわけではありません。
人の記憶の中に、あとから効いてくる言葉がある。それがスリーパー効果です。
どうか落ち込まず、もう一度だけ勇気を持って電話してみてください。
その一歩が、アポへとつながるかもしれません。
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