「すごく迷っていたのに、あっさり“今回はいいです”って…」
「惜しいところまでいったのに、最後で断られた」
コールセンターでテレアポ業務をしていると、こんな“あと一歩”のすれ違いが日常茶飯事。
でも実は、ある伝え方ひとつで、相手の判断が変わることがあります。
今回は、営業トークでよく使われる「限定」や「残りわずか」がなぜ効果的なのか?について、心理学の視点から紐解き、テレアポでの活用法をご紹介します。
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「希少性の原理」って何?|人は“貴重なもの”に価値を感じる
▶ なくなりそうなものは、急に“欲しく”なる
「今だけ」
「限定5名様」
「在庫あとわずか」
こう聞くと、それまでスルーしていた商品が急に気になる…
そんな経験、誰しもありますよね。
心理学ではこれを「希少性の原理(Scarcity Principle)」と呼びます。
人は、“手に入りにくいもの”を価値あるものだと感じやすくなる傾向があるのです。
📚こんな日常にも…
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限定コラボ商品に行列ができる
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“非公開”や“招待制”のイベントに惹かれる
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「明日までのセール」と言われたら、急いで見に行く
つまり、“数”や“時間”が限られていると、人はそれを逃したくない=価値があると思い込むのです。
テレアポでの活用法|「限定」情報は、訪問誘導にも有効
🗣 テレアポでは、“選ばれている感”や“今しかない感”が刺さる!
例①:「今月のご案内枠が、あと1〜2件だけになってまして…」
例②:「今週中にお話いただける方にだけ、ご紹介できるプランなんです」
例③:「ご近所でもご案内しているので、もしタイミング合えば…と思いまして」
こうした“さりげない限定感”は、「断ってしまうと損かも…」という気持ちを自然に引き出してくれます。
✔ 再架電でも使える!
一度断られたお客さまに再架電するときにも、希少性のひとことが効果的です。

「逃したくない心理」をやさしく刺激できるので、再チャンスにつながる可能性があります。
注意点|焦らせすぎ&ウソはNG!
❌「限定」だからといって煽りすぎると…
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「すぐに決めていただかないと困ります」
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「今日中に返事を!」
こうしたトークは、警戒感や反発心を生みやすくなります。
❌ 嘘の“限定”は信頼を壊す
本当は余裕があるのに「残りわずか」などと伝えると、あとでバレたときに信用を一気に失ってしまうことに。
✔ 大事なのは“事実ベース+やわらかい伝え方”
「今日このあとご近所にも回るので、ついでと言っては失礼なんですが…」
「あと1〜2件ほどの予定なので、お時間さえ合えばと思いまして」
限定感は演出ではなく“情報の一部”として伝えることがポイントです。
まとめ|“今しかない”を伝える勇気が、成果を変える
テレアポで「断られる」のは、内容ではなく“決断する理由が足りない”ことが多いもの。
だからこそ、“いま受ける意味”を伝えてあげることが大切です。
「今だけ」
「この枠だけ」
「タイミングが合えば」
そんな一言が、相手の判断を後押ししてくれることがあります。
希少性は煽るためではなく、相手の背中をそっと押すために。
誠実さを忘れずに、“ちょっとだけ特別なご案内”をしていきましょう。