テレアポで前回断られたお客さまに、再び電話をかけるとき。
「前、感じ悪かったし…」
「もう出てくれないかも…」
そんな不安を感じること、ありますよね。
でも、実は"何度も声を聞くことで、人は相手に親近感を持つ”という心理現象があるんです。
そのため、テレアポにおいて再架電が意外にも効果的であることは、経験者の間では“あるある”ともいえる事実。
今回は、「繰り返し接すると好感度が上がる」とされるザイアンス効果をご紹介しながら、コールセンターのテレアポ業務での再アプローチにどう活かせるかを一緒に見ていきましょう。
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“会えば会うほど好きになる”ザイアンス効果とは?
ザイアンス効果(または単純接触効果)とは、同じ対象に繰り返し触れることで好意度が上がるという心理現象です。
👩🔬【実験例】
心理学者ロバート・ザイアンスは、被験者に見知らぬ顔写真を何度も見せる実験をしました。
すると、回数が多いほど「この人に親しみを感じる」と答える人が増えたのです。
このことから、人は「繰り返し接触したものを好む傾向」があるとされています。
身近な例では、こんな経験はありませんか?
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最初は印象が薄かった同僚、何度か会ううちに親しみを感じるようになった
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なんとも思ってなかったCMが、毎日流れると好きになってきた
これがまさに、ザイアンス効果が働いた結果です。
テレアポでの活用法「再架電」にこそチャンスがある
テレアポ業務を実際にしてみると分かるのですが、取れるアポは”大まかに分ける”と2種類あります。
- 1回目の架電ですんなりとれるもの
- 担当者の予定が合わず、再架電でとれるもの
1回目で獲れるアポはトークスプリクト通りに話せばとれるアポ。2回目の再架電で獲れるようになると、より多くアポ獲得が出来る様になってくるのです。
ここで大切になるのが、再架電のときに“親しみ”を感じてもらえるかどうか。
✔ 再架電時に好印象を残すポイント
① 過去の会話内容を軽くふれる
「前回○月にご対応いただいた時に…」など、記憶に残る要素を。
② 前よりも“明るさ”と“誠意”をプラスする
「○○の件で、次は会ってご挨拶できればと思いまして」など丁寧な理由づけを。
③ 担当者が出なくても、同じ声・同じ話し方で印象を統一する
会社として“何度も接触”していることが、相手の心の中に積み重なっていきます。いつの間にか受付の方と仲良くなることも。
テレアポでの注意点と補足|“しつこさ”と“親しみ”は紙一重
ザイアンス効果には「回数」が必要ですが、短期間で頻繁にかけすぎると逆効果になることも。
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1日に何度も電話する
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前回から日数があまり空いていない
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毎回「営業っぽさ」が強すぎる
これらは、「またか…」と感じさせ、印象を悪くしてしまうことがあります。
📌ポイントは、“自然な間隔で、誠実なトーンで、少しずつ親しみを育てる”こと。
焦らず、じっくり関係を築くイメージで接しましょう。
まとめ:テレアポの再架電は、チャンスの始まり。
「1回断られたから、もう無理だよな…」
そう思うときこそ、テレアポ心理学の出番です。
人は、繰り返し声を聞くうちに、少しずつ気持ちがやわらぎます。
「またあの人か」と思ってもらえることが、次の扉を開く鍵になるかもしれません。
焦らず、怖がらず。あなたの声は、ちゃんと届いています。
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