コールセンターのテレアポ業務。電話がつながったその瞬間、あなたの声を聞いた相手は、わずか数秒で「聞くか・切るか」を判断している——。
そんな感覚、テレアポ経験者なら一度はあるのではないでしょうか。
「何も話してないのに、すぐ切られた…」
「感じよく話したのに、なぜか印象が悪そうだった」
実はこれ、“心理学的に当たり前”の反応でもあるのです。
今回は、人間の第一印象がなぜ大きく作用するのか、そしてそれをテレアポでどう活かすかをわかりやすく解説します。
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第一印象は「思っている以上に」大きい|心理学でいう“初頭効果”
心理学では、人が初めて得た情報に大きく影響を受けることを「初頭効果(しょとうこうか)」と呼びます。
これは、第一印象がその後の印象や態度を左右するという現象です。
たとえばこんな実験があります。
👩🔬【ある心理実験】
学生たちに、同じ人物について次のような説明を読み上げました:
-
グループA:「この人は頭がよく、勤勉で、衝動的で、頑固で、嫉妬深い」
-
グループB:「この人は嫉妬深く、頑固で、衝動的で、勤勉で、頭がいい」
並び順が逆なだけなのに、グループAの学生たちは「好印象」、Bは「あまり良くない」と答えたのです。
これは、最初に与えられた情報がその後の判断に強く影響を与えるという証拠。
つまり、“最初の印象”は、それだけで相手の見方を決めてしまうほど強力なのです。
テレアポでの活用法|第一声のトーン・言葉選びがすべて
テレアポでは、顔が見えない分、「声の印象」がすべて。
そのため、第一声でどれだけ“安心感・誠実さ・明るさ”を伝えられるかが勝負です。
話す内容だけでなく、「声のトーン」「間の取り方」「言葉の順序」に意識を向けることで、印象は大きく変わります。
✔ 第一印象アップのテクニック
① 名前や企業名はゆっくり・はっきり言う
→ 聞き取れないと不信感につながるため、ここは明瞭に。
② 最初のあいさつに“丁寧さ+親しみ”を込める
例:「お忙しいところ恐れ入ります。○○(社名)の□□と申します」
③ 一言、相手に敬意を込めたフレーズを添える
例:「突然のお電話、申し訳ありません」
→ クッション言葉を入れるだけで印象が柔らかくなります。
初頭効果の注意点と補足|「自信がない声」は逆効果になることも
初頭効果が強く働くということは、最初の印象が悪いと、その後も挽回しづらいということでもあります。
たとえば、
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モゴモゴした声
-
語尾が弱い話し方
-
やたらと早口
こういった要素があると、「あやしい」「何の電話だろう…」と感じられて、すぐに切られてしまうことも。
まずは自分の第一声を録音して確認してみるのもおすすめです。
たった10秒で、改善点がたくさん見つかるかもしれません。
テレアポの第一印象は、鍛えられる。
「声だけで印象を左右するなんて、難しそう」と思うかもしれません。
でも、第一声は“練習できる技術”です。
繰り返すうちに、声の張り、トーン、言葉選びのコツが自然と身についてきます。
テレアポは、最初の一声で8割決まる。
だからこそ、今よりもう少しだけ、最初の声に気を配ってみてくださいね。
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